ヒッチの女の子に出会う
ブロンドの若い女の子が、世界共通のヒッチのサインを出しています。
「乗っけようか?」
河本に言われるまでもないことです。
10mほど行きすぎましたが道ばたに車よせました。
「Where are you going?」
このくらいの会話は、私でもすぐでてきます。
「PARIS」
女の子答えました。
願ってもないことです。
「We go to PARIS,come in.」
何日間も野郎だけのむさ苦しい車の中に若い女の子が乗ってきました。
やっぱ甘い香りがふわーとたちこめます。
「Are you from?」
「Japan.」
「Japon.」
二人同時に答えました、ジャパンは私、ジャポンは河本。
少々私らあがってました、声がうわずってましたから。
にこっと彼女は微笑みました。
「My name is SOPHIE、student」
この女の子ソフィーって言うんだ。いい、すごくいい。
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