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病の細道

 

第55回 からだ警報 (2002/03/09)

 

いったんは、5日転院12日手術と決まったが、4日夜に風邪で発熱し延期せざるを得なくなった。

2月後半はとりたてて診断や治療はなく、家へ一時帰宅したりパソコンショップに買い物にいったりしていた。その結果なのかどうかは分からないが、結局、体調を崩してしまうことになってしまった。

前からなんとなく風邪気味でもあり、時々、肩が張ったり、喉がすこし痛かったり、鼻が詰まったりしていたが、風邪薬などをもらい何となく抑えてきた。いわゆる風邪が抜けきらない状態といっ
てもよかったのかもしれない。

仕事をしている場合は休むほどでもなく、いつのまにか過ぎてしまうような症状だが、心臓バイパス手術というような大手術を前にしてはやはりそうはいかない。熱があれば手術はできない。感染症の危険が高まり、肺炎や敗血症になりやすくなる。

現在、念のため抗生剤による治療をうけている。対処療法的な風邪の治療では血液中の雑菌を除去できない可能性があるということらしい。

手術が延期され先の見通しがたたなくなった。一時はすこし落ち込んだが、この風邪は自分の体が発する警戒信号ような気もしている。これまでも、仕事が袋小路にはいってうなくいかなくなったときなど、体の変調という警戒信号が出てリセットせざるを得なくなり、結果、好ましくない方向に進んでしまう危険を回避できたことが何度もあった。

多少の延期で今さらあせってもしかたがない。入院当初を別にすればこれまで熱が出たことはなかった。今回の転院直前の突然の発熱は、単なる偶然ではなく、手術を延期して風邪を徹底的に治せ、という体からの指示のような気がする。

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