第44回 仕事 (2002/02/06)
仕事とは何だろう? 生活の糧を得ること。そして生きがい。
生活の糧という面からみれば、最近ではリストラという会社側の都合で職を失うことも珍しくなく、病気で仕事が継続できなくなっても、どちらも同じように生活に深刻な影響がある。
だが、生きがいという面からみると、仕事の中断で受ける影響はその人の仕事の取り組みや考え方でずいぶん違うような気がする。
自分は、生きがいと言うのは、結局、やっていて楽しいということだと思う。そのことが直接に収入に結びつけばラッキーだが、たとえ結びつかなくっても生きがいはある。
むしろ、楽しくない仕事のなかには生きがいはない、と言えるのではないか。
もちろん食べるに困るという状態では生きがいなどとのんびりしたことは言っていられないが、必要以上の収入を得るよりも楽しいことをやっていたほうがいい、と考える人もけっして少なくないだろう。
「人はパンのみで生きるにあらず」。
病気で働けなくなってもそれは生きがいを失うことではない。たとえ動けなくなっても、やりたいことがいっぱいあって楽しければ、回りを癒しハッピイにすることだってできるのではないか。
病人のたわごとだろうか?
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