インド・カルカッタ (33)
「俺らにとって現地の人は、モダンロッジの周りで生活している人達よ。そうだろ、大なり小なり海外旅行者の匂いに慣れた人達だ。それはそれでいいんじゃない。お互い約束事がうまく出来上がっていて、インドはインドなりにスムーズに動くから。」
「旅行者ずれしてない人達と交流しないと、個人旅行の目的と外れるわけでもないし。それと一緒で、日本人同士固まるのも悪くはないけどな。だいたい言葉がわかるもの同士が集まるのは当たり前の事で、英語が、特にインドでは通用してる。そんな中、俺ら日本人ほとんど、言葉の問題抱えているから、日本人が集まって行動して悪いかい?」
高田さん続けました。
「悪くないかもしれませんが、かっこわるいじゃないですか。せっかく海外まで来て日本人同士固まるのは。」
皆そう考えてますと続けたかったのですがそういうと自分の考えでない事になります。
「何で、かっこわるいの。」
「えっ、何でって、えーと、...。」
皆がそういってますと言いかけて言葉飲み込みました。ない頭絞りに絞りました。
「前にも言ったように(そうだ前にも言ったようにで良いんだ)海外に来てまで日本人の内輪だけと話してたら発展ないじゃないですか。無理してでも現地の人とか他の国からの旅行者と話するのは良い事です。」
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