ビルマ（ミャンマー） (11)
早朝列車はラングーンに到着しました。これからホテルの部屋で一寝入りして、それから昼飯でも食べて夕刻日が落ちて涼しくなってから市内をぶらぶらすれば最高です。私ら予算がありません。ＹＭＣＡジュードーハウスは朝９時くらいには荷物片づけて出ていかなければなりません。
私 「どうしますか、これからジュードーハウスに行っても寝れませんし。」
池野 「仕方ないじゃない、荷物だけＹＭＣＡへ預けて、どこか公園でも寝てるしかないか、今からどこか部屋取ると、今日の分も払うから一日分損するから」
やはりうまい方法は、ＹＭＣＡへまず寄って荷物預けて身軽になることでした。さて今日の予定は、３人ともなにもありません。ただひたすら眠いだけです。日中はくそ熱いしマーケットも３回ほど行ったので飽きてしまったし。
緑が多くて涼しく暇がつぶせるところは、博物館、図書館、動物園、私はどこでも良かったのですが、他の２人は博物館、図書館の雰囲気全くなし。残ったのは動物園、珍しい動物がいるかどうかはよくわからなかったのですが、まあ一通りのものがいて、蛇がいて、木陰のベンチで昼飯までボーとしていました。
昼飯は、まずいけど安い動物園の定食、それから少し動物見てまた木陰の芝生で一休み。彼らとも話をしたはずなのですが記憶に全然なし。
動物園に来ている人達、日中はほとんどが先生に引率された生徒、家族連れ少々、夕方になってくるとアベック、昔の日本のようで外国に来ている感じがしません。タイではそんな雰囲気は感じませんでした。東南アジアに来ている、海外旅行中と自覚できたのです。
タイでは全般的に女性がスマートです。足もすらっとしており、座高の高い、パンと張った安産型のお尻の女性があまりいません。ビルマはその比率が逆転して日本に近い体型です。妙に生々しい風景です。私は子供時代の動物園への遠足を思い出していました。
<<前のページ 次のページ>>
