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トラベルメイト田森君は西へ

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田森くんは西へ vol.189

 

ビルマ(ミャンマー) (05)

 

通常はここからホテル探しに苦労するのですが、今回はベテランがいます。彼のノートからホテル名引っ張り出して輪タクの親爺に伝えて終わりです。
SHWEMAN LODGING 一泊7.5チャット3人部屋にして10チャット。  

何はさておき、体を洗いたい、埃と汗のコーティングを流し、頭に貯まった列車の天井からの輻射熱を下げたい。高田、池野、そして私の順でバスルームへ。  

ここはバスルームと言っても、バスタブとかシャワーの口が壁にあるわけではなくとにかくシンプルな、水道の蛇口が一個、ブリキ製のバケツが一個、安手のプラスチックの手桶が一個。  

まずブリキのバケツに水をためることから始めます。水は蛇口全開にしてもちょろちょろとしか出ません。まずは少し貯まったところで手桶で体にかけます。それからタオルをバケツの中に入れて水に浸し、石けんをつけます。  

タオルは日本から持ってきた薄手のを使っていました。これが一番具合がいいのです。石けんの泡立ちはいいし、使い終わったら直ぐ乾くし。石けんはさすがに日本から持ってきたのはもう使い切っていました。タイソングリートの近くの雑貨屋で買ったタイ製です。シャンプーは日本から持ってきた分はまだありましたが今日の頭の汚れ具合は、日本製のシャンプーでは落ちそうにありません。髪は埃と汗とススでバリバリになっていました。  

石けんたっぷりつけたはずなのに、首筋から耳の後ろ顔をこすっただけでもうタオルは真っ黒、体全部を洗うのに2度ほどタオルに石けんをこすりつけねばなりませんでした。    

水がバケツに半分ほど溜まってきたので、頭をその中につっこみました。髪の中迄水が直ぐには浸透しません。手で二三度ごしごしこすりました。やっと水の冷たさが頭の皮膚に伝わりました。  

バケツの中の水は真っ黒です。シャンプーでなく石けんを髪にこすり込みました。全然泡立ちません。手桶でバケツの水をくんで頭にかけました。黒い水が体伝わって落ちていきます。  

もう一度石けんを髪にこすり込みました。今度は白い泡が立ちました。バケツにためた水はもうありません。髪に石けんの泡つけたまま水が溜まるのを待ちました。待ってるときほど、水の溜まる速度は遅く感じます。  

半分ほど貯まったのは、かなりの時間が経った後でした。この貯まった水で今度は髪に付いている泡を全部落としてしまわないと、また水が溜まるのを待たねばなりません。まず、二度ほど泡を手で集め落としました。これで少しは水が節約できるでしょう。

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