ビルマ(ミャンマー) (01)
ラングーンでの宿泊は,YMCA、ここの部屋代が一番安いわけではないのですが、他の商人宿より安い仕組みがありました。それは究極のドミトリー、柔道ハウスでした。
YMCAは、お金持ちの子弟用の所ですから、普通の部屋はまあまあ食堂もビルマあたりだと西洋レストランと言ってもいいくらいモダンで、料金もそれなりです。ここラングーンでは、体育館の一部に畳を敷いたスペースがあって柔道のクラスがあるときはそこを使います。
夜は当然クラスないので、旅行者に畳一畳のスペースを貸すわけです。一泊1チャット、寝袋持ってますから私は問題ありません。高田、池野さんはどうするか見てると、彼らはさすが慣れてます、厚手のシーツを荷物の中から引っ張り出し、クルクルっと体に巻き付けて眠る準備は終わりです。
この日は、10人くらいが柔道ハウスに泊まりました。
次の日は、ビルマ北部マンダレーという町に行くことになりました朝6時発、切符どうすんだよと思ったのですが、まあ、旅のベテラン2人の考えることですついていけば間違いないでしょう。
当日の朝は、5時前起床顔洗うのもそこそこに駅へ。案の定切符などありません。高田さんすたすた駅長室に入っていきます。ビルマでは切符がとれないときは外国人旅行者は駅長に頼めば、よほど混んでいるときでない限り融通してくれるそうです。高田さんこの情報は香港の安宿で、イギリス人が教えてくれたと言ってました。
マンダレーまで指定席3人分とれました。20.5チャット、1$公定レートで、4.5チャット、やみで1$15〜16チャット、公定で計算するとなかなかの値段ですが、やみならまあまあの価格、高田さん達公定でのドル交換するはずありません。情報持った旅慣れた連中と旅行すると損はしないしスムーズだし、小馬鹿にされることさえ我慢すれば悪いことはありません。
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