タイ・バンコク (28)
ところが、ドア締めて5分もしないうちに坂田さんの部屋へ女の子と一緒に帰ってきました。
「またにします、今日は皆さんと花札で、ええ、またでいいです。」
そんなもんせっかくです。
私 「ちょ、ちょ、ちょ。松原さん手伝ってよ」
松原さんと二人で小林と女の子を部屋へ押し込めました。 ドア閉めるとまた中から小林君の声が。
「今日はまだいいです、明日にします」
私 「あかんて、今日初めてついたお客さん屋から、あんた金払わなあかんし 何でもええから、一時間はこのままじっとしとき」
何かの折には大阪弁になってしまいます。
小林 「先輩、今日はいいです、明日にしますから、開けます」
私 「あかんよ、ぜったいあかんよ。一時間でええやんか。かね払うのあんたやけど開けたら絶対あかんよ。じゃあ、松原さん行きましょ。」
松原 「げへへ、そうだな。一時間だからね、一時間。」
中からまだぶつぶつ小林の声が聞こえますが、部屋に帰ってそのまま花札大会続行です。うまくいけば明日の朝飯誰かか払ってくれますから。
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