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田森くんは西へ Index page へ

vol.110 ラオス (32)

私「まずいなー。怒らせてもうたよ。」
中村「まずいっすよ!せっかくトッケイまで持ってきてくれたのに。」
私「頭がな、頭が昨日からの食い過ぎでうまく回っとらんのよ。リラックスしすぎてもうたがな。」  

それから昼飯食べさせてもらって、ダムを出発するまで針のむしろでありました。永井さんもいました。昼飯一緒に食べましたから。

関崎「青木くんの後輩の青学のお兄ちゃん達、もうお帰りみたいですね。」
永井「そうだな、あっという間だったな。」  

そうです、真夜中眠気覚ましに載せたヒッチハイカーが、次の街でもう降りると言い出したようなものです。そのとき長距離トラックの運ちゃんいい気は絶対にしません。

私「すんません。貧乏旅行なもんすから、日程がきついんです。」
中村「バンコックでクラブのメンバーと合流しないと駄目なものですから。」  

そうだそうだ、青木さんの青学の後輩が悪いんだ。私青学ではないけど、青学の後輩がわがままなんだ。実は私もここで一週間滞在するのはちょっと日程的に痛手でした。最終目的地はインドですし、ゼミの始まる4月中旬までには大阪に帰らねばならなかったのです。それに最初の予定ではもうペナン辺りにいるはずでした。  
風向きが、「青学の後輩」に行ってくれたのでちょっと助かりました、そして私は亀のように首すくめておりました。