vol.075 タイ・バンコク (41) 
                  火曜日は朝からなにもやる気が起こりません。たぶん騙されたと言うことはボートをおろされたときからわかっていました。すぐ認めたくなかったのです。 
                  せっかく現地の人と知り合ったのに、親切にガイドしてくれたのに、お前らぐるで詐欺したろうとはとても言えませんでした。ボート降りたときはお互いそう険悪な関係でもありませんでした。もっとも私が半信半疑ながらおとなしく金を払ったこともあったかもしれません。 
                      
                  なにがジミーだ、勝手にニックネームなんか付けるんじゃねー。なにがトムだ。 トンみたいな顔しやがって。 クッソー「アイアムグラッド、ツーシーユー」だと。 
                    お前らなんかに会いたくはなかった。 自分で言った言葉の故もっと腹が立ちます。   
                  ベッドの上で起きるとも寝るともせず、中途半端のママごろごろしていました。 朝トーストとコーヒーの食事をしただけで昼は食べませんでした。 
                    頭が重い。   
                  そのまま眠ってしまったようです。目が覚めたのは夕方になってからです。さすがにお腹が減ってます。このまま部屋でいじいじしていても何にもいいこと有 
                    りません。そうだソープランドに行こう。突然思いつきました。   
                  そこはバンコック中央駅の横の川の向こう側にありました。ぶらぶら歩いて10分程度の距離です。途中の屋台で、焼きバナナ食べて腹ごしらえは完了です。 
                    原色のネオンが点滅してるお店の前まで来ました。どうも気後れがします。  
                    
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