vol.058 タイ・バンコク (24) マレーシアホテル
日曜日になりました。ここ一週間ほどタイソングリートに泊まっている日本人は私を含めて三人です。大体が日曜日は朝から暇です。
観光スポットに行けば混み合ってることが多いし、博物館などは休みになるところもあるし、旅行中は毎日が日曜日ですから、本物の日曜日にわざわざ人通りが多い場所に行くこともありません。時間だけはたっぷりあります。
大使館関係とか政府関連の手続きも(土)(日)はほとんどがお休みです。
昼飯はマレーシアホテルで食べることにしました。昨日は初めてこのホテル近辺を30分ほどうろついただけですから、タイソングリートの周りのようには詳しくはありません。
マレーシアホテルはタイソングリートより高めでしたから泊まっている旅行者もヒッピー風な奴の割合が、ぐっと少なくなって定番のサファリジャケットに綿パンかGパンの普通の個人旅行者風の人達の割合が大部分になってきます。
食事の値段もバンコック中央駅近辺より高めですが何でも最初はお勉強です。11時半過ぎにマレーシアホテルに到着しました。さすがバンコックの安宿のメッカです。外国人旅行者の数が違います。
ロビーに入りバンコック市内観光のパンフとか、パタヤビーチの観光案内、ホテルの案内パンフをチェックします。別にそんなことせずにレストランに直行でも良かったのですがパンフレットがカウンターにおいてあったりすると、どうしても手に取りたくなってしまいます。こんな物集めてもどうせ後で捨ててしまうことになるのですが、そのときどきの暇潰しには観光パンフは最適です。一通り目を通して、パンフをバッグに入れるとレストランへ入りました。
注文は、当然焼きめし、フライドライスです。エッグフライドライスが一番安そうです。それに食後にコーヒー。スープもつけたかったのですが予算がオーバーでしたので、今日の昼飯のメインデッシュは、エッグフライドライス一品です。味は、まあまあでしたが、タイソングリートの、あの布袋腹の親父が作る焼きめしの方が私の好みでした。マレーシアホテルの焼きめしは、西洋人が食べやすいアレンジがちょっとですがしてある雰囲気がしました。
コーヒーはマレーシアホテルの方がコーヒーコーヒーしていました。タイソングリートの方は、甘ったるい練乳が似合うコーヒーの味で、これはやっぱ、タイ風かなと思えました。
時間は12時を超えてもうすぐ1時です。レストランはますます混んできます。ここでも、水商売の女と真っ昼間からいちゃつきながら飯食ってる奴らがいます。タイソングリートにも同じ様なカップルはいます。しかし彼らにはまだ遠慮のかけらがわずかですが、香ってきます。ここのカップルは、暴若無人の言葉がピッタリの連中でした。貧乏な分だけ旅行者はおとなしくなるのかなと思いました。
込み合い始めたレストランに一人でずーと座ってるのもなんなので、昨日あまり回れなかった、スリウオンロード辺りを回ってみることにしました。ラオスから帰ってきたらインドまでの切符の手配もしなければなりませんし、日本への帰国の航空券、バンコック香港の手配もいずれしなければなりません。このエリアへはマレーシアホテルから歩いて10分弱で行けます。地図見ながら歩き始めました。
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