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【 片山くんが行く(64) 】
夕方食事の前に河本と話をしました。私の仕事は今ありません。彼はクビになってるわけではありません。私は彼に仕事を続けるように言いました。ほかと比べて今の職場は恵まれています。条件も悪くありません。河本黙って考えています。結論はすぐ出るはずありません。
イブ君の家族にも今の状態を説明しておかなければなりません。今日はたまたまイブ君休みの日なので仕事場で起こったことまだ知りません。私達2人の結論が出ないまま食事の時間になりました。食事中ではちょっとこの話題はヘビーな話題です。今までと同じ当たり障りのない話を続けました。
食事が終わった後、かたずけがおわって一家団欒の時間です。今話さなければなりません。でも非常に話しづらいです。
河本「片山、今話せよ」
私「うっ、ああそうだな。」
ソフアーに座っていては話しづらいです。私は、コーヒーカップを持って立ち上がってイブのお袋さんに話しかけました。
うまくなったとはいえまだ私の英語力は大したことはありません。ツッカエ、ツッカエ話しました。緊張してるものですからよけい日頃より言葉が出てきません。途中河本が話をわかりやすく説明してくれました。
話し終わって、ほっとしました。事態はなんの進展もしてはいないのですが、一番報告をちゃんとしなければいけない人に報告が出来たことだけでももう今日は十分です。くよくよ考えても何も変わりはしません、こういう時は寝るのが一番!
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