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89. 【　日程の決定（１）　】


　予約の回答が来たら日程を最終的に決定しなければなりません。最初は、８月４日から６日の間に出発できれば良いやと思っていても、出発当日は、ある特定の日時の、特定の航空便を選択しなければなりません。いつ頃最終決定をしなければならないかというとそのときのあなたの海外旅行への慣れ具合と、懐の調子、出発のシーズンによってかなり変わっては来ますが、初心者の時は一ヶ月前をめどにしてください。出発前の一ヶ月は本当にあっという間に過ぎます。

　もしあなたが希望した条件すべてを満たした航空券またはパッケージが一ヶ月前までに用意できれば、余裕を持って出発することが出来ます。

　ほとんどの場合はどこかが不備のまま出発することになります。この辺りの見切りが非常に重要になってきます。優柔不断のまま結局出発日直前になってばたばたするのが一番大きなトラブルに発展しがちです。

　ただ一ヶ月前の決断が間違っていることもあり得ますし、優柔不断のまま成り行きに任せた方がいい結果になることもありますので１００％保証が出来る方法はありません。

　長期の旅行以外、日程には一番けつに必ず来る旅行後の日本での用事の重要度に応じてタイムリミットの壁があります。ここいら辺りをどうするかで日程は自然と決まっていきます。

　帰国後直ぐにはそう重要な出来事がないのでしたら、休暇をぎりぎり使って次の日から仕事にしても良いかもしれません。あるいは月曜日の朝７時到着、そのまま会社へ午前中だけ休んで出社も悪くありません。

　もし、到着予定の次の日に例えば手形がおちる日であったりしたらそして,その当日当座預金へ資金移動予定であったら、これはもう日程を最低一日短くしなければなりません。（実際、飛行機が一日半遅れて、小切手の決算日に間に合わない何とかしてくれと大騒ぎになったこともあります）

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