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「トラベルメイト98」
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【 予約(2) 】
通常の商品では予約は、購入の前段階であることが多いのですが、旅行商品では予約という事自体が購入するものの内容を表すことが多いので非常にわかりにくくなっています。
わかりやすく言うと
通常の商品は「予約した後、商品を購入」するのに対し
旅行商品は「予約した後、予約の内容を購入する」訳です。
そして出発一ヶ月を切ると、予約と同時にその結果を購入することになります。
ここで購入というのは、一般的な商品を買うときに使う意味で使おうとすると、旅行費用全額を払ったときがそれに当たりそうですが、厳密に言うとそうではありません。それでは、航空券を例えば前もって出発前に送ってもらって手元に届いたときとか、パッケージの最終日程表が送られてきたときでしょうか。
この時もほぼ契約の手続きが終わったわけですから、購入引き渡しが終わったともいえ無いことはありませんが、これも説明としては不完全です。
通常商品が購入されると、引き渡しにはただ単純に郵送とか在庫の調整の時間が必要になります。旅行商品は郵送とか在庫の調整後に引き渡すことは出来ません。引き渡しが出来るのは、必ず出発日当日になります。そして常に小出しにその日の分しか受け取れません。これは旅行商品が完結するまで(つまり旅行が終わるまで)毎日続きます。要するに航空券も、ホテルの宿泊券も、書類に記載のサービスを受けとる事が出来る予約券なのです。
この辺りの特殊性をヨーク頭に入れておいて下さい。通常の物理的な実体のある車だとかカメラの商品と同じレベルで考えると、なんて旅行はいい加減な商品だと思ってしまいがちです。
まあ最も「時間と距離」を売ること自体が、いい加減なものなのですから、当然それを具体化した航空券も、外国のホテルも思い通りには絶対に行きません。
回答がOK出来た予約を含め、旅行関連のものは構造的に確定することが非常に難しいものなのです。
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