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「トラベルメイト９８」
  1. 【　予約（１）　】


    2. 　航空券とか、パッケージを予約するとはどう言うことなのでしょう。あまり当たり前すぎて説明の必要もないように思えます。全ての旅行は航空会社なり旅行会社なりにまず予約を始めることから、実際の行動はスタートします。

    　旅行初めてもう十年になるとか、次回で海外旅行が５０回目だ等という方は予約の意味など考えなくともスムーズに物事は動いていくかも知れません。
    でも案外「予約する」と言うことを、初心者にわかりやすく説明できる人は少ないように思います。感覚ではわかってはいるのだが、説明するとなるとどうもという奴です。

    　予約することを、英語でブッキングするとかリザベイションとかいいます。どっちかと言えば、ブッキングの方が多く使われるように思います。

    1)予約
    　自分の今持っているお金、休暇、体力、興味それらを考え合わせた上で旅行商品を（航空券のみも含　めて）決めます。通常の商品ですと、予約という言葉はあまり使われません。ほとんどの場合は購入　になります。予約が必要なのは限定された商品とか、コンサートの入場券を買う場合などでしょう。

    　旅行の商品は常に「時間日時」がワンセットになったものです。考えようによっては、距離と時間を　商品にして売ってるようなものですから、「時間日時」は商品の付属物ではなく、そのものともいえ　ます。

    　出発日時を決め、乗り継ぎの日時を決め、帰国の日時を決め、予約を行います。この際に、ただ単純に予約だけが出来る場合と、予約と同時に金銭的な負担がすぐ発生するときと分かれます。

    Ａ）単純に予約だけ出来る
    　出発予定日の一ヶ月前まで、に予約したときは後でその予約をキャンセルしたとしても、金銭的な負担は生じません（キャンセルが出発一ヶ月前までならば）。ただし、ほとんどの旅行会社では予約の回答がＯＫ来た時点でその日から数日以内に数万円の前金を必要とする事が多いのです。
    　航空会社で直接普通運賃の予約をしたときは前金は必要ありません。（普通運賃は目の玉が飛び出るくらい高いですよ）ＰＥＸ運賃と呼ばれる航空券の予約したときは、予約後席のＯＫが来たらその日から３回内に航空券を購入しないと行けないとかのルールがあるときもあります。
    Ｂ）予約と同時に金銭的な負担が生じる
    　出発予定日の一ヶ月前を切ったときの予約。予約のＯＫが来たらその時点からキャンセル、変更には費用が発生します。微妙なことになりやすいのは、出発３３日前に予約して、２６日前にＯＫが来てその日に都合が悪くなってキャンセルした、等の場合です。
    　２６日前のＯＫをすでに旅行会社から教えてもらっている場合と、ＯＫが伝わる前に都合が悪くなってキャンセルしたのかによっても扱いが違ってきますでしょうしこの場合はケースバイケースになるでしょう。

    旅行会社と消費者の間のルールは、一応手配旅行契約と主催旅行契約とに分かれて決められていますが実際の運用の時は、このルールだけでは全ては決まりませんので、常に細かいことについては予約を申し込んだ旅行会社と確認の作業は必要です。


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