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「トラベルメイト98」
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【 旅行実践編−実際の申し込み(8) 】
いい加減で、こすっからい旅行会社に対抗するにはどうしたらいいか、(本当はそうではないですけど、超初心者の場合そう感じることが多いようです)、山下マヌーなる人物が「海外個人旅行(得)マニアル」に書いてます。「旅のベテランを振る舞うことであなたは一人前のツーリストとして扱われ優越感に浸れる。」 だからいかにも慣れてるようにそれらしく振る舞えばいい。
最近の方は、いかにも臭いこんな考えをストレートに信用する人はいないでしょう。もっと薄めた形でなら、やってしまいがちです。旅行について全然知らないと相手に解ってしまうと良くぼられたりするから、少し事前にガイドブックとか旅行雑誌を参考に勉強しておけばいい。
自分がより理解を深めるために勉強しておくのは全く正しいのですが、対旅行会社のために勉強するのは本末転倒です。付け焼き刃の一夜漬けなど、3ヶ月ほど前からアルバイト始めたカウンターの係り員にも実力は及びません。格好付けだけで知識を使うのは、トラブルの元になりますのでやめておいた方が絶対良いようです。
何故かと言いますと、旅行会社の社員も新入社員、あなたも知ったかぶりの超初心者等の場合、その相乗効果でとんでもないトラブルに発展することがあるのです。通常旅行会社の社員の教育は何日間もかけて行われる物ではありません。
彼らがここ数ヶ月必要な実用的な知識を、せいぜい数日間の講習があって(普通はその旅行会社独自に講習するのではなく、航空会社などが主催するコンピューター端末操作法などに参加させます)その後は現場で体験を積むことになります。とにかくじっくりたくさんの知識をゆっくり咀嚼しながら覚えることなどほとんどありません。
旅行は例えばあなたが航空券だけを購入したいと思ったときでも、旅行会社で聞きたいことは、航空券のことだけでなくそれを旅行中に使うときに生じる全てのことを、教えてもらいたいわけです。旅行の中級者以上の人は、今までの経験からどんなことが航空券利用中に起こるか解りますし勘が働きますから、ほとんど解ってない旅行会社新入社員などに説明をしてもらう必要はこれっぽちもありません。ところが、初心者にはそれが必要です。
ただでさえ知識の少ない新入社員に、知ったかぶりの初心者、掛け合い漫才の対象にはなりますが実用的ではありません。
旅行を申し込むときには、知ったかぶりの慣れた旅行者を装うより、ぼられても良いから素直な初心者になるべきです。どうせ装ったってバレバレです。
ビデオ屋でアダルト3本に、申し訳程度に「ロストワールド」を1本一番上に乗っけてレジに出しても、メインは下の3本であることぐらい誰にだって解ります。そして、あなたが思うほど店員は何も思ってません。だって毎日の商売でたくさんの人がアダルトビデオを借りるわけですから特にあなたに対して、またアダルト借りてるぜこのスケベなんて思いません。それと同じです。
つまり、わざわざ「ロストワールド面白いね」なんて話しかけるより、そわそわしながら黙って4本のテープを出した方が自然だし目立たないです。
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