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トラベルメイトトラベルメイト98

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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行実践編−実際の申し込み(6) 】


  2.  受ける側の、旅行会社の方では、時間的な余裕がある会社ならあなたがどの程度旅行に慣れていて何を聞きたがっているか推測してくれます。ベテランの係り員に応対してもらうと物事がすいすい行くというのはこのことなのです。 何か説明するのに一通り説明してみて、どうも相手が解ってないようなら別の言い方で試してみて相手の力量を探る、そうやってもらうとかなりの初心者でも基本的なことは解るようになります。

     しかし残念なことに、今の旅行会社ではこういう応対をしてもらえる初心者は非常に希です。特に大手ではノルマがありますから、一日何人手配していくらですから、あなたの理解度まで推測などしてくれません。 解らないまま旅行の条件書を渡されて、「お読みになりましたね、それではこの条件を全部理解していただいたことを前提にして、先に進みます」と言われます。細かい字でかかれた旅行の引き受け条件など初心者が見てすぐ理解など出来ません。

     ならば解るまで説明すべきだと思われますでしょうが、そうではなくて、この旅行条件を読んで理解できることが旅行を申し込む最低条件ですよと旅行会社は宣言してるのです。通常はここまでは最初に旅行会社は言いませんが、トラブルととたんに「ほら、ちゃんと説明してますよね」と言われますよ。

     なんて誠意がないと思われた方は、そこで個人旅行者失格です。高い上げ膳据え膳の一次ブランドパッケージを申し込むしかありません。一枚につき数千円、パーセンテージで5%から7%くらいの手数料しかない商品に、商品の使い方から、商品の性格まで初心者に解るまで説明するコストは含ませることは出来ません。

     広告などでは、含みを持った表現は常にされますが、実際にそれをそのまま鵜呑みのするとたいへん後でトラブリます。言うだけはなんとでもいえます。あなたが実行可能かはまた別問題です。

     このようなこうあったら良いなのイメージと、実行可能なことには大変大きなギャップが存在します。航空券の所でもそうですが、もっと後で説明する「ガイドブック、紀行文」の部分でのこのギャップは大変ひどい物です。

     広告、ガイドブックなどから持つ初心者のイメージと現実の航空券等の手配のずれは、旅行の条件書を読んだとたんにないものとされます。 もし理解できないことがたくさんあって全部それを説明して欲しいとあなたが要求したとしたら、ほとんどの旅行会社「すみませんうちではお受け出来かねます」ときっぱりというと思います。仕方ありません、あなたが理解してから申し込むか、理解して無くても不承不承成り行きに任せるかのどちらかの選択になります。

     こう言うことがあるので、最初の頃は旅行会社は不親切で、値段払った分だけサービスしてくれない、ぼりやがった、となるケースが多いのです。これはもう、申し込むあなたが、この「トラベルメイト98」を事前に読み込んでいただいて理解するしかないように思います。

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