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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行実践編−実際の申し込み(5) 】


  2.  問い合わせが実際にあったとします。暇なときならそして料金の変わり目でないなら直ぐ対応します。忙しいときでも、単純でオーソドックスな目的地は即答できます。ところが、複雑な目的地とか、旅行者の要望条件が多い物だったりすると即答できません。そういうときにはまず「直ぐ折り返し電話しますから連絡先をお願いします」と言うのが決まり文句です。でも忙しいときの決まり文句ですから、確実に実行される当てはありません。

     もし直ぐ電話が来ないときは催促の電話をしましょう。一回電話してもわかりましただけで直ぐ連絡の来ないときは、仕方有りません第2候補にあげていた旅行会社に連絡してください。この際、あなたがもし紹介者があって連絡を取っているときには相手の旅行会社はもうちょっと優遇してくれるかもしれません。

     あなたが初心者かあまり慣れてない人でコネもなんにもなくて、雑誌を見て一般的な大手と称する旅行会社に問い合わせしたとします。このケースが一番多い訳ですが、この場合は旅行相談をちゃんとしてもらって自分にピッタリ合った切符を探し出して情報をもらってなんて事は不可能です。第一相手の旅行会社係り員にはそんな暇ありません。

     よく雑誌などに、会員がゆっくり情報を仕入れることの出来るラウンジがあってなんて書いてあるケースは多いですが、それは「提灯記事」と言う奴です。「チョウ、チン、キジ」です。一般的な大都市の情報を置いておくことは出来ますし、お客さんから来た新しい情報を伝えるはがきとか同行者求むの張り紙を、コルクのボードに張って終わり。それにプラスどこかの政府観光局のCD−ROMをみられるようにコンピューター一台置いておけばより雰囲気が出ます。

     しかし情報というのは専属の誰かが管理して常に更新してないと使いようがありません。ジャンク品の様に段ボールにどんと未整理の物を詰め込んでその中から自分に必要か使えそうな物を選び出す事は上級者しかできないことです。格安航空券を売っている会社で旅行者のためのラウンジを作ってるところはたくさんありますが、旅行者に利用しやすいように情報を整理しているところは皆無です。

     本業の格安航空券の料金表を作るだけでも追いつかないぐらいなのです。ですからこういうコンピューターとか、コルクのサインボード等の小道具があったとしても、一番重要なあなたの複雑な航空券の手配が保証されたわけではありません。

     旅行会社を決めたとします。次には本格的に申し込むわけですが、もう一度このとき料金の確認比較をしてください。航空券の料金自体が安くとも、入会費だとか年会費を取るところもあります。出発まで一ヶ月を切ってると緊急手配料を請求するところもあります。目的地のTAXを伝えるのを忘れている時もあります。
     A社では航空券代だけで料金見積もりが来た、B社は航空券に5600円のTAXが加えられている。A社はTAXを請求せず自分ところで負担してくれる、当然A社が安いからこれで決めようとは、普通行きません。ほとんどの場合、A社の係り員の伝え忘れであとでB社と同じだけのTAXの請求が来るのが落ちです。最近は甘い話は転がっていません。

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