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「トラベルメイト98」
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【 旅行実践編−実際の申し込み(4) 】
通常は、ここまでで航空券の購入についてのことは終わります。何十回も航空券のみを買って旅行をマニアックに続けてる人は、多分これだけで、そうだそうだと相づちを打ってわかったと言うでしょう。ところが初心者から中級者に掛けてはまだまだ説明が足らないと思います。
私は実際に申し込んだとき、たくさんの選択肢からアメリカン航空を選んでくれたのではなく、たまたまアメリカン航空を勧めてくれて結果的にそれがよかったわけだけど、本当に旅行会社員の頭の有機コンピューターは、要望にあった物を選んでくれているの、とおっしゃる人はたくさんいます。
「そんなことはありません、いつだって旅行会社員は最大限の努力を払ってお客様の満足されるように日々努力してます。」とは簡単にいえますが、絶対不可能なことです。このことは、漫画「ホテル」の中のプラトン、ホテルのようなサービスは常には出来かねると先に説明しました。
1960年代後半か70年代前半にパッケージ旅行に参加していただいた方へは、そう思えるサービスが出来たかもしれません。ただ私が思うにその当時のサービスは今のサービスに比べ色々な面でかなり劣った物ではなかったかと思います。だいたいが、当時の旅行会社社員の海外への慣れ具合など、今の人に比べれば数段劣った物でしょう。添乗員のファッションなど見てもどぶネズミスタイルにネクタイ、それに旗、確かに歴史などの予備知識は勉強していったかもしれませんが、いかんせん実践の回数がありません。旅行は本の知識より実践ですから。
参加してるお客は、経験不足の添乗員以上に海外になれてませんからどんなサービスだって受け入れるしかないわけです。こんなもんかと思ってしまえば、「こんなもん」がちゃんとしたサービスに思えてきます。
最近は、コストをぎりぎり切りつめての販売合戦が始まっています。パパママ代理店の経営者にお得意さんが手配してもらえるような、色々な情報をかき集て検討した結果の選択は初心者の方は特に出来ないように思います。
確かにアメリカ専門の所へアメリカについての問い合わせをして、なれてる人に当たれば正確な手配が可能でしょう。でもそこへヨーロッパの手配を頼んだとしたら、そこそこの物は出来ますでしょうがベストではありません。 次は、実際の申し込みの流れをもっと詳しくしつこくやります。それに手配中のトラブルの原因になるようなこともちょっと触れます。
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