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「トラベルメイト98」
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【 旅行実践編−実際の申し込み(3) 】
(二)手配
十日間くらいで帰国日も変更なしで、アメリカの他の都市によらないとしたらマイアミに直行便があるのはアメリカンエアラインです。料金は九万千円(九十五年十月出発)。
もっと安くならないのと思う人は必ずいます。東京からロサンゼルスとかニューヨークへの単純往復ならもっと安い航空会社はあります、ブラジル航空とか大韓航空、アシアナ航空などがそうです。ですが、ロサンゼルスからマイアミ、あるいはニューヨークからマイアミの航空券は別払いになります。
計算してみますと、東京ロサンゼルス間がまずブラジル航空で五万六千円、それにユナイテッド航空会社の航空券が五百五十六ドル(約六万円弱)合計で十一万六千円、そのうえロサンゼルスで行き帰りとも乗り継ぎしなければなりません。ニューヨーク経由でも同じ事です。ニューヨークまでは安くともその先の航空券の料金がかかるのでトータルですと安くはなりません。
東京からマイアミへ行く途中に寄りたい街があるとします。例えば、ロサンゼルスとメンフィスにします。こうなるとアメリカン航空ではちょっと飛んでない区間があるので手配が難しくなります。無理して回せば手配できないこともありませんが北へ飛んだり南へ飛んだりでなかなか大変な旅行になってしまいます。その辺りの条件を我慢できる程度に満たすのはノースウエスト航空と言うことになります。
どうしても一年OPENの航空券でなくてはいけないときは、ユナイテッド航空を使い十一万四千円を払うか、アジア系の航空会社でロサンゼルスまで、それから先はアメリカン航空の一年OPENものの航空券を付け足すことになります。もし十一カ月以内で良いのでしたら、デルタ航空が候補に挙がります。ただし直行便はないのでポートランドとダラス経由で二回乗り換えになります。
この様にあなたの出す条件によって利用可能な航空会社はどんどん変わっていきます。まあ次に話を進める為に一番単純な最初の直行便で十日以内に帰国する事にしましょう。
予約する航空券と、出発日時が決まりました。十一月七日発−十一月十六日帰国、人数は一名、予約を入れますたぶん一回目の電話でもう行きのAA二十六便、帰りのAA二十七便は直ぐOKでしょう。回答は直ぐあなたに伝えられます。こういう風にオフシーズンなら、希望日を予約することとその日にOKが取れることがほとんど同時になります。
次に出発希望日が十二月二十九日発で−帰国日が一月七日としましょう。アメリカン航空で予約を入れたとします。申し込んだのが十月下旬とします。オフシーズンのように直ぐには回答が来ません。運が良ければ十一月初めには往復OKの回答が来るかもしれません。だいたいの場合、十二月になっても回答は来ません。
そうなるとほとんどの人が聞きます「いつになったらOKとれるんですか?」旅行会社側の答えは決まってます。「可能性は段々高くなってはいるのですが、いつとは断定できません。航空会社の方で順番が回ってきたらOKくれると思いますのでそれまで待ってください。」
もう一度聞きたくなります「その順番とやらが回ってくるのはいつですか。」こう言うのを将棋で言えば千日手と言います。何回聞いても何回答えても回答が出ません。
予約を希望日に頼むのと、その予約がOK取れると言うことは別の話です。そして航空券はOKが取れてない日にちでも発券出来るのもあります。(OPEN航空券などはそうです)
往復が取れていて旅行日程を変更しないのでしたらFIX航空券を発券する事になりますが、往復が取れていても帰国日を変更する可能性があるのでしたらOPEN航空券を発券する事になります。
OPEN航空券は帰国日の日時を予約していっても、予約しなくともどちらでも発券は可能です。ただし一月初旬のような混み合っている日時に帰国便の予約のOKを取っていないOPEN航空券を持って出発するのは無謀です。航空券自体有効であっても、それはあくまで予約がOK取れた日時で乗れる権利があると言うことだけで、予約のOKを保証する物ではありません。
何か本当に面倒ですね、航空券の利用方法完全に解りましたか。じっさいに申し込んだときは、解っていても解っていなくともそれなりに物事が進んでいきますのであまり心配はいらないと思います。
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