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「トラベルメイト98」
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【 旅行実践編−出発までに(1) 】
今までで、海外旅行の流れ(特に格安航空券と呼ばれるものの)から、旅行業者、そこで働く旅行会社社員までのことを一通りお話ししました。希望とか理想論とかは極力排し手、現実の方を優先しましたので、なんだ旅行というのはこんなもんか、と思われた方も多いと思います。ちっとも楽しそうな夢有ることが一つもないじゃないか。
そうですおっしゃる通りです、初心者の頃はどきどきして緊張することは多くとも、リラックスして良い旅することなど出来ません。考えようによっては、初心者の頃の「どきどき、ハラハラ」が後になって考えると楽しかった事があるかもしれません。あくまでこれは、「後になってから」そう思えたと言うだけで、今進行してることに、リラックスして楽しむ遊び本来の楽しみ方ではありません。
海外旅行には大まかに分けて二つの分け方があります。旅行そのものが目的の旅行と、何か海外にあるもの、とか行われるののを体験するためにする旅行と。後者は、旅行はあくまで手段であり、目的は別にあるわけです。
これら二つをはっきり分けるとなるとその境界線は、はっきりはしません。でもはっきりしないからと言って分けられないわけではありません。この講座は、前者の旅行それ自体が目的の人対象のものでありますから、どうしてもそちらに重点が行ってしまいます。
後者の、旅行が手段である場合には、読むべき本とか集めるべき資料は例えば「スキー関連」のものであったり、「パッチワーク関連」のものであったり、最近流行の「ワインとかガーデニング」で有ったりします。こう言うときの旅行関連のその人への関わり方はあくまで技術的な知識で十分になります。今から説明することは、技術的なことが過半数を占めますからその点では参考にはなるとは思います。
自分の旅行がどういうものなのか、少なくとも旅行自体が目的なのか、目的がほかにあってそれへの手段として旅行するのか、どちらなのかを決めてから旅行準備を始めた方がスムーズに行きます。
その際間違えやすいのが、旅行毎にテーマを決める人の場合で、旅行は手段であってその都度のテーマが最重要と思ってしまうと、旅行の結果が大変おかしなものになっしまいます。旅行毎に毎回違ったテーマを持ってくるときは、旅行を楽しむためにテーマを作るわけで、その逆ではありません。
ただし、そのテーマが毎回同じものでかなりの期間繰り返されるのなら、旅行はあくまで移動のための手段と理解して間違いではないでしょう。
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