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「トラベルメイト98」
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【 旅行会社(4) 】
最初の頃は旅行会社がどの程度まで面倒みてくれるのか非常に不安です。旅行商品の買い方(1)で書いたように、海外旅行デビューはまず旅行商品を購入に行くときから始まります。ちょっとだけですが入れ込んで、肩なんかも少しいからせて行くのですが決まって期待したほどのこともなくて終わってしまいます。
思ったほど相談ができなくて聞きたいことも十分には聞けなかったし、相手も教えてはくれたけど理解できるほどではなかったし。旅行会社を決めるための参考にした広告もほとんど料金の安さで決めたし、それ以上に決まり文句のコピーばかりなのでほんとのところよくわかんないまま旅行会社に来てしまったというのが大部分ではないかと思います。 あなたの行き先が「旅行代理店系」なのか「航空代理店系」なのかによって面倒をどこまでみてくれるかが決まります。もしあなたが手配旅行を頼むつもりなら「旅行代理店系」に行ってください。既製のパッケージツアーならどのお店に行っても変わりはありません。目的が特殊だったり、目的地が僻地のオーダーメイドの旅なら、それなりの専門店が良いでしょう。簡単に見つける方法は、あなたが行きたい目的地のガイドブックに載っている広告を何件か当たってみることです。
一番良いのはやはり友人とか知り合いの紹介です。飛び込みの一見さんより、誰かの紹介の方がどうやっても有利になります。ただし、日頃いい加減な調子のいい奴はそれなりの人脈しかありませんから、「あああの人の紹介ね、まあ適当にやっとくか」となることもあるかもしれません。それでも何のコネもなく初めての旅行会社を訪れるよりはましです。
初めての旅行の時は、なにを聞いて良いのか解りません、あるいは教えてもらったのにその意味が全然分かりません。旅行会社側も、どこがどう解らないのか本人さえ解らないですから、説明のしようがありません。志だけは妙に頂点に上り詰めています。
最近の人たちは、海外旅行に関連したものをいろいろなところで疑似体験しています。実際に海外旅行にでなくとも、日本国内でいろいろな形でそれらしきものを経験済みなのです。覚えようと思って覚えたものでない経験は、今度自分が実際に動こうと思うとちっとも実用的ではありません。漠然と「こういう旅行が出来たら良いな」と思っていることが「こういう旅行が良い旅行だ、→よい旅行をしなければならない→きっと皆と一緒でよい旅行が出来る」こう変化するのも、そうは長い時間かかりません。
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