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トラベルメイトトラベルメイト98

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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行業界入門(8) 】

     長々と専門学校生の昔の話が続きました。私、最近の人たち知りませんからここ数年で変わってきてるかもしれません。変わってたらごめんなさい。でも劇的に変わってきた様な話も聞きませんからたぶん昔のままでしょう。

     旅行関連の専門学校はあくまで、業界へのとっかかり出会ってそこへ通って勉強したからと言って格別仕事がすぐできる様にはなりません。有利な点を探したとしたら、旅行業界関係の情報が入りやすいことくらいでしょうか。

     ここまでくると旅行業界はどうしようもなくしょうもない業界のように見えてきます。これは外部の人がそのなんか良さそうなイメージで旅行業界を見た場合そのギャップがすごいと説明しているだけで、ほかの仕事と比べてそうはかけ離れて最悪と言っているわけではありません。極端に期待しない限り居心地が悪くはないところではあります。

     旅行業界にぴったりの状況とはどんなものかと言いますと。

    1)金銭的には何とかやりくりができる範囲のギャラで良い
    「家族抱えて家もローンで組んで奥さんは専業主婦で」はやっていけません。基本は共稼ぎしかありません。通常おすすめできるのは、旦那が他業種で働いて奥さんが旅行業界で働く。これです。20歳前半までの職業としては悪くないでしょう。案外おもしろいことも起きますし、30すぎてからこの業界一本でとなるとちょっときついです。

    2)平々凡々とした日常業務の繰り返しでも苦にならない
    まあこれはどの業界にも共通することですが、特に旅行の業界はそのイメージの派手さの割には全然ギャラがよくないので、冗談じゃないこんなはずでは、これならほかの商売の方が楽できるとなりがちです。

     残念ながら、上記2つ以外の状況を我慢できない人は旅行業界は無理でしょう。今残っている古顔の人たちは延々日々の同じような日常業務を続け特殊な業界に顔ができたり、何年か何十年にいっぺんの幸運なチャンスが回ってきてその余波で今もだらだらとやってる感じでしょうか。

     今後はたぶん今までの蓄積とかコネでやっていける範囲のものはどんどん狭められていくように思います。

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