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「トラベルメイト98」
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【 旅行業入門(4) 】
まあ強力なコネが必要な航空業界と違って、えり好みしなければ旅行業界はまだ就職しやすいところかもしれません。しかしこれも、一般的に名前が知られている会社をイメージしているなら、よほどのコネか学歴が必要とされまず可能性は低くなります。
みなさんは旅行業とはどんな商売なのか、具体的にはどういう仕事なのか理解なさっておられるでしょうか。今まででいろいろ現実的な話をしてきたはずですので少しはわかっていただいていることとと思います。一般的には海外旅行に関しては、団体の添乗員(いわゆるツアーコンダクター)とか、現地のランド屋さん(現地手配会社)、宿泊先のホテルのスタッフ、かあるいは旅行会社の海外旅行企画部門などが頭に浮かぶと思います。
漫画とか小説にでてくる旅行業界の人間はこの4つのどれかに分類されます。航空会社の人間も広い意味では旅行関連ですから「スチュウワデス」さんとか「パイロット」の物語も含めたとしたら5つですかね。
1)団体添乗員
一番漫画とかでよく取り上げられる職業です。パターンはほとんど決まっていて新米添乗員がいろいろな事件事故を体験しながら成長していく、そして先輩に助けられ、いやなお客さんもいるけどほとんどは最終的にはいい人たちで、とんでもないやつだと思っていたお客さんもそれなりの理由があって最後には理解し合える。
ベテランの添乗員お話に時たま紛れ込む新米というパターンも変形としてあります。ビッグコミック(小学館)の漫画で、空港の受付スタッフの新人の女の子が数々の事件を通して成長する話もこちらのカテゴリーに入れてもいいかなとは思います。旅行の現場での話ですから、やることは添乗員とよく似ています。この漫画確か「ビックウィング」とかいいましたっけ。
2)現地のランド屋さん
これだけの小説とか漫画はほとんどないと思いますが、1)に関連して必ず現地のガイドだとか駐在員が取り上げられますのでかなりの重要なイメージの役割はあります。
これもビッグコミック系で「香港で会いましょう」(確かそんな題名だったと思いますが)という漫画が香港の日系ランド屋さんでの話になっています。
3)ホテルのスタッフ
石森正太郎の「ホテル」の海外バージョンでホテルマンの話でてきます。これも定型パターンありで、ホテルマンが日々起こる事件を誠意を持って解決していくという風なのが一番多く、次にはベテランホテルマンが(あるいは家庭的なこぢんまりとしたホテルの中年の経営者が)優しい目で宿泊客の人生を見守る形も多いです。
4)旅行会社の海外旅行企画部門のスタッフ
4番目の旅行会社のスタッフは小説とか漫画のようなエンターテインメントの中にではなく、業界紙とか経済新聞の人物紹介、あるいは求人誌の職業紹介の部分でよく取り上げられます。この人が何とかツアーの仕掛け人だとか、旅行会社の花形部門旅行企画はこんなところだとか。
5)航空会社の現場「スチュウワデス」さん「パイロット」さん
「どじでののろまの亀」のTV番組有名です。「パイロット」とか「スチュウワデス」さんに関しては説明はいりませんでしょう。
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