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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行トラブル実践編:病気(9) 】

     病気の結果出てくるものは熱だけではありません。咳、吐き気、下痢、精神錯乱(精神病でなくともこれはよくあります。高山病、激症肝炎、糖尿病など)。これらへの対応について詳しく書くと、それはそれでたくさんのエピソードと、文字通り血と汗と涙の物語になりますが、今回はここまでにしておきます。

     接触感染については特に男の人に重要な注意が必要です。接触感染は病人を看護したときに接触で感染することもありますが、旅行中一番注意すべきは、性行為による感染です。

     旅行中は特定の人だけとのSEX、は夫婦とか恋人と旅行を続けるのでなければかなり難しい話になります。特定されない人との性行為は、旅行者どうしにせよ、その道のプロにせよ、いろいろな病気の感染リスクがかなり高いことになります。

     できましたら、なにの回数を減らすのが一番ではありますが、そうもすっぱりと割り切れないのがつらいとこで有ります。少なくとも最低限はコンドームを使用しましょう。これで防備は完璧というわけではありませんが、感染の可能性をかなり減らすことは出来ます。以前なら、四大性病とかB型C型肝炎くらい気をつければよかったのですが、最近はあの話題のエイズにも気をつけねばなりません。

     出発前にあるいは帰国後に伝染病について相談するには検疫所が良いでしょう。電話番号は東京が−−03−3471−7922ここが東京の検疫所で、成田の検疫所は−−0476−34−2310になります。

     自分が今から出発する先での伝染病の情報が知りたいときは、外務省の海外安全センターというのもあります。実際に法定伝染病(11種類有ります)とか、指定伝染病にかかったら、そして最終的に本物であると判断されたらいやだといってもそれなりの病院に放り込まれます。

     関東は荏原病院、関西は桃山病院というところです。ここはレベル3とか4の伝染病に対応していて、気密室(それだけでなく室内は外気圧より減圧してあって、室内の空気さえ外に出ないようになってます)に放り込まれたりします。私たちのメンバーの中にはこの病院へ数週間放り込まれた経験を持つ人もいます。また何かの折りにはそのはお話も、いたしましょう。

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