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「トラベルメイト98」
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【 旅行トラブル実践編:出発前に(8) 】
ビザにも沢山の種類があって、各国それぞれのルールで運用されてます。このマニアックな研究がこの会議室の趣旨ではありませんので、ここで打ち止めにしたいと思いますが、この研究はやればやるだけその国の対外的な本音の部分があぶり出されてきてすごく面白いように思います。どこの国のどんな人なら簡単に入国できるか、入国が不可能に近い人はどこの国のどんな人なのか、あっと驚くような解釈の抜け道は!
日本のその歴史をおっていっても何個ものあるいは何人もの物語が浮かび上がって来るでしょう。ひとつはもう有名になってますよね。「杉原千畝」のユダヤ人へのビザ発給の物語は。
さてここでは、観光ビザに限って話続けさせていただきます。最近でもよくお客さんのビザ代行で大使館へ行ったりするのですが、そうは多くはないのですが「鈍くさいなー、もうちょっとしゃべり方と申請の仕方でなんの問題もなく申請通るのに」と思える人がまだいます。
観光ビザが一番おりやすい(取得しやすい)人とはどんな人なのでしょう。
1)もちろん観光で行って、それなりにお金現地に落としてくれて、日程終わったらさっさと本国へ帰国してくれる人です。お金そう落としてくれなくとも学生学生した、性格のいい学生さんなどもモストウェルカムでしょう。
ビザ申請に行ったときはなるべく人畜無害の観光客になれる人の風袋が一番よろしいようです。学生なら、明るい健康なその時代なりの格好の人、OLなら旅行好きの愛嬌のある人風、オッサンなら家族4人でちょっと旅慣れした「リゾッチャ」が出来るお父さん風、幾らでもそれなりのタイプはあります。ここではその人の人生とか内容などコレッポチも関係はありません。第一印象の見てくれです。
申請の時係官と話すほんの数分だけの関係です。これらのタイプが自分の生活信条に反したとしても相手は見てくれでしか判断しません。ほんの数分いい人ぶっても罰は当たりません。
特に今までなんでもないことで何度同じ事をやっても、友人は通るのに自分は何故か引っかかってしまう事を自覚してる人は、一見いい人のタイプでないからです。
ちょっと申請書の書き方に難があってもついつい訂正の仕方を手伝ってしまいたい人と、これ以上話もしたくないので、「この申請書は駄目です。もう一度書き直して下さい。どこが悪いかはそこのロビーのパンフレット読み直して下さい」と冷たく言いたいひととあなたはどっちのタイプになりたいのでしょう。
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