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52. 【清貧の思想へのまとめ】
    
    　年輩の方でナカノ氏のような考え方をされる人はかなりおられます。どうゆう考え方をされてもどう行動されても本人の自由ですからとやかく私どもが言うことはありません。ですが一つだけお願いがあります。彼のように日本人はとか日本はと思う部分で結論を百％否定的なところへは持っていかないでください。あるいはもっと巧妙な方法で、少しは肯定するけども大部分で否定して否定した部分の日本人には自分を含ませないような考え方はやめませんか。日本は、または日本人はと言ったらばどんな但し書きを付けようがあなたは必ずその中に入ってきます、含まれているんです。
    
    　何かをするときに一番重要なことはなんだか解りますか。努力すること、繰り返すこと、あきらめないこと皆大事ですがもっともっと簡単なことが大変重要です。そのする予定のことが不可能なことではないと言うことが解ってることが大切です。
    
    　例えば、原爆を作るときに何が重要だったかというと、原爆はつくれるという理論を発見するのが一番重要でした。それが解ってからは、後は方法論です。
    
    　私たちの属する地域または国籍自体には良い悪いの価値はありません。その属しているだけでほとんどが悪いと最初から決めてしまったら、すべて上目遣いに物事を考えてしまいませんか。原爆はつくれるの部分に日本人はダメだと言うのを当てはめてみると、どう努力しようが最終的には他の国の人には悪く言われるんだからと結論が出てきませんか？こんな考えして楽しいですか！
    
    　日本または日本人はよくも悪くもありません。その中のこういう人または人達が、この様な状況で、こう行動するのはよくないと理由がついて初めて善悪の判断が出来ます。日本人はと一口で言い切れる対象があるのでしょうか。みんな顔も違う声も違う性別もある年齢も違う、方言もある、中野さんの言う日本人ってだれ？

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