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入門講座理論編ー(37)
遊ぶ事の鉄則は
1)嫌なことはやらない
2)しんどいこともやらない
3)危ないこともやらない
4)何かやらねばという強迫観念を持たない
5)無理な背伸びをしない
日頃日本の日常生活では皆さん(1)〜(5)迄の逆を毎日繰り返しておられることと思います。なら、せっかく貯めたお金と、やっと取った休暇を使って旅行先で同じ事繰り返すのですか。
ほんの数日間のはじめての海外旅行なのに「今日も現地の人と友人が作れなかった。せっかく話しかけてきてくれた学生風の人に言葉がうまくしゃべれないのと、警戒心で冷たい対応をしてしまった。私はなんて駄目なんだろう、今日一日無駄に過ごしてしまった。明日こそは何とかしよう、同じ人にもしもう一度あえたら謝ろう。」なんて思ってる人いませんか。
今日の行動で良かったのです。あなたが警戒心抱いたのでしたらそれはそれで正しい判断です。今無事でいるわけですから。
「同じ人にもう一度あえたら」なんて思っていると大変な目に遭います。だいたいが同じ人に会う確率は海外ならよけい日本より少ないはずです。それなのにまたあえたとしたら、相手がそう仕組んでいると見た方が正しいでしょう。その上「謝ろう」等と引け目を最初から持っていたとしたら、結果は分かりきったことです。
そうでなくもし本当に親切な人だったら、そりゃあ、あなたが100%悪いです。多分親切な人を傷付けたのですから。「私はなんて駄目なんだろう」その分析はこの場合150%当たっています。
ですがそれがどうしました?今日駄目だったのに、明日あなたが駄目でなくなることはまずありません。何十回も海外旅行繰り返して2000万円の投資が終わった頃には、駄目でなくなってはいると思いますが。それまでは仕方ありません「駄目なあなたに、あなた自身が付き添う」しか方法はありません。
よく海外旅行で等身大の自分に出会うというニュアンスのことが言われますが、等身大の自分に会うことの本当の意味は、似通っている相似形のものではあるけどもイメージの何分の一かの縮小版である自分に気づくと言うことでもあるのです。そのときほとんどの人がこう思います。
「こんなはずでは、明日ならうまくできるかもしれない、これは自分の実力ではない、たまたま運が悪かったのだ。」
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