インド・カルカッタ (39)
"GOOD MORNING"
"YAH,GOOD MORNING"
列車は止まっていました。駅のホームの雑踏のざわめきが聞こえてきます。
皆起きてきたようです。寝袋にくるまって寝っ転がっているのは私と池野さんだけで、ほかのメンバーはトイレに行ったり歯を磨いたり朝の準備万端です。
昨日ガンチャパーティやったのに元気な人たちです。
「高田さん、昨日の葉っぱ残らないんですか？」
「おう、良いヤツなら気分すっきりよ、ま、その時の体調もあるけどな。」
そんなもんなんでしょうか。
チャイー、チャイー
お茶売りの声がします。
「ヘイ！チャイ、チャイエー」
高田さんお茶やを呼びました。
「ユードリンク、チャイ、あんたらお茶飲むか？」
女の子にも私にも両方わかるように聞いてくれたようです。
「池野さんまだ寝とるな、まいいか飲むだろ」
一杯１５パイサ、砂糖ミルクたっぷりの紅茶です。
少しシナモンが入っています。うまい！
五臓六腑、本当に五臓六腑にミルクティーがしみていきます。
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