ビルマ・ミャンマー (26)
空港行きのバス10分ほど遅れて来ました、やっと、最終目的地のインドへ行けそうです。ビルマは3週間ほどいたような気がします。びっこひきながらバスに乗り込みました。
街のかどかどには、水祭り用の小屋が造ってあります。出来たら自分の足で町をかけずり回りたかった。
「昨日は、水祭りどうでした、面白かったですか。」
「そうでもないぜ、写真は写せないし、びしょぬれになるし、外人だとわかるとよけい集中攻撃だし、のりのいい町内だと示し合わせてドラム缶の中に氷り入れてる所あんのよ、冷たいぜ氷水は、歩いてるところだとまだいいけど、バスにのってるところを氷水ぶっかけられたら、これはたまんないよ。一区間バス走る間にこの暑さでも、歯がガチガチふるえるくらいさむくなるよ。」
高田さんマジで昨日大変な目にあった様子です。
それでも、やはり窓からのお祭り見物より、みずかけの現場の方が面白そうでした。
ラングーンの空港へバスは着きました。今日はお祭り終わったらしく途中水をかけられることもありませんでした。空港係員まだお祭り気分抜けてない様で、仕事の能率が上がらないようです。空港全体がグターとしています。
びっこひきひきではありますが、ビルマからやっと脱出、インドへ向かえます。
2時間後ビルマ航空はラングーンを飛び立ちました。上空から見るとラングーンの町は緑一杯でした。そして緑の塊は直ぐとぎれて、白っぽい大地が現れ海の上に出ました。
飛び立って直ぐキャンディーが配られその後くそ美味くもないぱさぱさのサンドイッチと薬くさいジュースが配られました。30分も経たない内に飛行機はもう下降を始めました。
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