タイ・バンコク (26)
「野暮用だと言っただろ、野暮用」
私 「えっ、じゃあトルコの女の子とデートだとか。」
「あんたね、田森さん、発想が貧しいよ。俺トルコなんかいかねーよ。」
そういえば、数日前何人かでトルコ行ったとき相棒の松原さんは一緒に来たのですが坂田さんは来ませんでした。
「およばれよ、今日は、ネクタイでないとはいれない所だから。」
私 「いいですね、だれと行くんですか、およばれなら私も連れて行ってくださいよ。大使館か何かのパーティですか、最近和食、食ってないんでつれてってくださいよ。ネクタイないと駄目なんですか?」
仕事でないなら、多分日本大使館関係のパーティがあって誰か友人のコネで招待されたのではないかと推測しました。
「ああ駄目だね、それにお宅ら、薄汚いから、連れて行っても英語喋れる訳じゃないし面白くねーからな。」
本当のことですが、そうもはっきり言わなくとも。
「日本大使館じゃないよ、某ヨーロッパの大使夫人の招待だよ、今日はフランス料理かな。」
私 「いいですねー、大使館でのパーティですか。」
「だれが大使館のパーティに行く?あんな所行っても面白くも何ともない知ってる人がいない所行ってもやることないじゃん。」
「大使夫人の個人的招待ですよ、40過ぎているけど綺麗な人だよ、シンガポールからバンコックへ来る途中の汽車の中で知り合ったんだけどもね。」
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