タイ・バンコク (15)
きょうは4月5日、月曜日本格的にインド行きの準備を進めねばなりません。しかしまたまたトラブルです。JAL航空券の払い戻しが7日の昼過ぎになるそうで、また出発が遅くなりそうです。 悪いことに明日、6日はタイの記念日でお休み、今日中に出来ることは全部やっ て置かねばなりません。JALからの払い戻し待たずにビルマ航空の切符買うことにしました。
この頃のバンコックは、もう割引航空券が販売されており、インドまでエアインディアとかタイ航空利用するより少しは安かったのです。出発日は4月10日、土曜日、これならビザ関係とか払い戻しその他を全部終わらせてゆっくり飛ぶ時間がとれそうです。
ビルマのビザもやっとピックアップできました。後バンコックで残っているのは 日本航空の航空券の払い戻しだけです。朝、払い戻しが遅れるのでかなり落ち込んでいましたがまあ目途は全部付きました。 タイソングリートへは、4時過ぎに帰りました。 下のレストランに日本人らしい旅行者二人が座っていました。
私 「どうも、今日着いたんですか」
「ああ、香港から」
やはり日本人でした。 一人は、ひげぼうぼうのヒマラヤ登山隊という感じのがっしりした体型の男、も う一人は中肉中背ののっぺりとした顔の、ミナミのポン引きという感じの男でした。熊男の方は目が細く感情が一目では読みとれない顔をしていました。ヒラメ顔の方は、ドヨンと淀んだ充血した目でちょっと危ない印象を受けました。
私 「ここに泊まってるんですか。」
「ああさっきチェックインしたよ」
熊男の方が答えました。 どうも発音からして関東の人のようです。
「じゃあ、また。」
「どうも」
また熊男の方です。 ヒラメ顔の人は一言もしゃべりません。 代わりににやっと笑って手を挙げました。 私も、かるく目礼を返しました。
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