タイ・バンコク (01)
快速列車44便はマレー半島を北上していきます。マレーシア側はあんなに木の匂いと緑が多かったのにタイ側はスラムの匂いとぼろを着た物売りの子供が目に付きます。椰子の木の生えている田舎もマレーシア側から比べると薄い緑色です。夜行列車の移動も寝台車でないとやはりつらいものがあります。一晩中、デッキに出たりトイレに行ったり熟睡はできませんでした。
次の日の朝10時前にバンコック中央駅に列車は到着しました。ほぼ2週間ぶりのバンコックです。タイソングリートへ急ぎました。満室だと駅の周りの旅社に泊まるしか有りません。宿代ちょっとは安いのですが、かなり汚い部屋になります。タイソングリートが綺麗だというわけではありませんが、何かとあそこは旅行者が多くて、(と言うより外人旅行者だけしか泊まってないのです)便利だし安心感があります。一階のレストランもとんでもない食い物は出てこないし。
部屋は空いてました、その上青学の連中まだいました。田中と中村はどこかに出掛けてしまって小林だけがレストランでボケーとしていました。
小林 「シンガポールどうでした。」
私 「マレーシアもシンガポールもタイに比べたら金持ちやわ。風景、こことちごうて、ごっつい綺麗や。途中の駅ガキの物売りもけーへんし。」
小林 「そうですか。私らも行けば良かったです。ここいても何にもしてません。毎日ぶらぶらしてるだけで時間過ぎてしまってるし。パタヤビーチには4.5日泳ぎに行きましたけど」
私 「田中と中村は?」
小林 「夕方帰ってくると思います。それはそうと今ここ日本人私ら以外に後2人泊まってます。田森さん入れたらえーっと6人ですかね」
私 「へー、タイソンも有名になったもんやね。ちょっと疲れたんで寝るわ。」
小林 「そうすね、夕方には二人帰ってくると思いますんで。」
香港からバンコックへ到着してからソロソロ1ヶ月過ぎようとしています。タイソングリートもこれで何泊目になるのでしょうか?ここに帰ってくるとかなりリラックスできます。
私 「部屋どっちが一人で入ってる、相部屋で入ってもいいかな部屋代安くなるし」
小林 「中村が一人部屋です。そっちに入ってればいいんじゃないですか。」
私 「へー、ありがと。」
途中トラブルあったけど ま、無事シンガポールへは往復できました。次は本命のインドです。
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