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田森くんは西へ Index page へ

vol.079 ラオス (01)

夜通し汽車は北へ向かって走り続けました。昼間のように景色を楽しんだりできませんでしたが、寝台のベッドで熟睡はしました。バンコックの蒸し暑さと排気ガスまではこまでおってきません。

ほぼ12時間、次の日の朝7時前にノンカ イの駅に列車は到着しました。  
それから船着き場に行って、通関手続きをしてボートでメコン川を渡りラオスへ入国しました。同じ船に日本人のバンコック駐在の人が二人乗っていました。 ビザの切り替えのために一時ラオスに出国する人たちでした。

お互いずーと黙っているわけには行きませんので、二言三言は会話を交わしま した。二人とも、東京の商社の駐在員でした。

私「ラオスにも日本の商社の事務所はたくさんあるんですか?」
商社員「イヤー、ビエンチャンにはないよ、ほとんどがバンコックの事務所がカバーしてるから。あるとしても代理店だね。」
私「そうですか、もっとも大きな仕事はラオスにはないんでしょうね。」
商社員「仕事がないわけじゃないよ、現に間組がダム作ってるから日本の会社がここに来てないと言うことではないからね。」
私「へー、こんなとこまで日本の建築会社工事しに来てるんですか。」

いいこと聞きました。後で暇があれば間組の事務所に顔を出せば、現地の情報はも らえるはずです。バンコックなら旅行者は掃いて捨てるほどいますが、ビエンチャンなら日本人旅行者は希少価値があります。多分最低でも大歓迎はされなくとも、けんもほろろに追い返されることもないでしょう  

私たちの持っている情報は、ビエンチャン市内のホテルの情報と、市外には観光では出ることができない、この2点のみでした。現地で暮らしている人たちならもっと詳しい情報は絶対あるはずです。