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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行予約の時の言葉の意味(3) 】


  2. 本業の旅行講座を一ヶ月近くさぼってました。そろそろまた始めます。

    数カ所の旅行会社回って、世間の相場もわかった申し込む会社も決まった、当然航空会社も決まった、そこで申し込みをすることになります。

    申し込むには
    1)直接旅行会社に行く
    2)電話で申し込む
    3)E−MAILで申し込む

    この三種類の方法があります。もちろんこれら三種類がミックスになって来ることもあります。最初事務所に行って後は電話でつめる、あるいはE−MAILで最終確認をする。初心者の頃は、一回は直接旅行会社に顔を出すのも良いと思います。慣れてきたら、お互い時間の無駄ですからたぶん(2)か(3)の方法を採ることになります。

    特に注意しなければならないのは(2)の電話で話をするときです。何回か使ってお得意さんになってお互い相手の気心が知れてきた場合には両方が使う言葉の意味のすりあわせが自然と出来上がってきていますので、食い違い思い違いは少なくなってきます。そのかわり、希にお互いの油断による大ポカが起こることがあります。

    例えば
    1)「それいいです」−−−NO
    2)「それはいいです」−−ほとんどYES、ある部分NO/強調のYES
    3)「それいいですよ」−−NO/強調のYES
    4)「それいいですね」−−YES
    5)「それでいいです」−−YES
    前後の文脈、アクセント等で一概にこうはいえませんが、大体こう取れますでしょう。
    「それ」のぶぶんを「これ」に代えるとまた意味が変わってきます。この中で(2)と(3)を使うとどうしても間違いが起こりやすくなります。

    予約の時に使う言葉は、どっちとも取れる言葉を使ってはいけません。

    NO−−の意味に使うなら、それでは駄目です、とかいりません
    YES−の意味に使うなら、それでお願いしますとか、申し込みます

    要はどう前後の文脈があっても言葉のアクセントの変化があっても、意味が一つに取れるような言葉を喋らなければいけません。そのためには同じ言葉でもしつこく繰り返すことも必要です。

    主語と目的語も省略せずに確認し合うことが必要です。
    「マニラ東京は3月1日に飛びますが、香港マニラは不要です」と言う会話があったとしたら、トラブルの元です。通常は、切符か予約かの話になりますので、上の会話だけだと2通りの解釈が可能です。(こじつければ4通り)

    1)香港マニラは切符も予約も不要、
    2)香港マニラは切符は必要だけど予約は不要、

    1)の意味なら−−切符も予約も不要です
    2)の意味なら−−オープンチケットで、とか切符必要ですが予約いりません

    解釈が一通りしかできない、言葉を選んで話すようにするとトラブルはぐっと減ります。

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