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「トラベルメイト98」
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【 昔の旅行者(5) 】
座談会の中心をしめるヨーロッパへの旅行者はその点準備も、予定もしっかり立ててから出発する人が多かったようです。座談会はさらに進んで、地理とか歴史をしっかり勉強してから出発した方がいいという話になっていきます。
そのとき参考資料にあげられた本とかTV番組はかなりの量になります。皆が皆これだけの量を全部読んでから旅行に出たかというとそうでもないのでしょうが、この研究会に来てた人達やはり勉強してます。
私は、バイトの方が忙しくてほとんど本を読んだり、TV見たりはしませんでした。もっとも、インド中近東への旅行事情を書いた本などありませんでしたけども。TV番組も「兼高かおる世界の旅」とか「特派員報告」で、たまにインド方面やるだけで、しかも放映あったとしてもカルカッタのサダルストリートとか、バンコックのタイソングリートなどの安宿とか安宿街が紹介されるわけではありません。ベナレスからカトマンズへの鉄道とバスの乗り継ぎルートがわかるわけでもありません。
こういう点ではヨーロッパ行きの人達は大変恵まれていました。真面目な人多かったようですし。
それぞれの人達の準備期間は、最低でも6ヶ月、一年とか一年半は普通に準備期間にかけていたようです。出席者の中の一人は、「まず言葉の勉強を、次に歴史の勉強を!」「最初から<勉強、べんきょう、BENKYO>といささか教育ママゴン的でいやなのであるが、これも海外旅行をより楽しくするための勉強と思えば、苦にならないと思う」と語ってます。うむ、みんなヘビーだったんです。
当時読んで行くべきと挙げられた本のリスト。
*ヨーロッパの旅−−−−−−竹山道雄 新潮文庫
*COOKS CONTINENTAL TIMETABLE
*ヨーロッパユースホステルの旅−−−−−辻井重 実業之日本社
この本に紹介されている、ユースホステルには行かない方がいいかもしれな い。この本読んだ日本人が多くて、いつも満員という意見が紹介されてます
*ヨーロッパの旅−−−−−日本交通公社
*ヨーロッパ教養旅行 上下−−−−−水野潤一 白陸社
*白夜物語−−−−−五木寛之 角川文庫
*欧米1日3ドル旅行−−−−−白井勝巳 サンケイ新聞社出版局
*JAL CITY GUIDE−−−−−日本航空
これは、飛行機に乗るともらえる本
*誰も書かなかったソ連−−−−−鈴木俊子 サンケイ新聞社出版局
*エコノミー旅行プラン.ヨーロッパ−−−−−日本交通公社
*文明の旅−−−−−森本哲郎 新潮社
*ソ連、東ヨーロッパ、トラベルガイド−−−−−山田書院
*ヨーロッパ旅行あなたの番−−−−−二見書房
*日本人とユダヤ人−−−−−イザヤ、ペンダサン 角川文庫
*何でも見てやろう−−−−−小田実 河出書房新社
*私のヨーロッパ−−−−−犬養道子 新潮社
*旧約聖書物語−−−−−犬養道子 新潮社
*EUROPE ON 5$ & 10$ A DAY−−−−−TRAVEL MAGAZINE
*WHOLE WORLD HANDBOOK−−−−−TRAVEL STUDY WORK
<以下岩波新書>
*ヨーロッパとは何か−−−−−増田四郎
*世界の都市をめぐって−−−−−柴田徳衛
*第二次世界大戦下のヨーロッパ−−−−−笹本駿二
*ヨーロッパの言語−−−−−泉井久之助
*フランス革命−−−−−上下 A.ソブール
*レーニンとロシア革命−−−−−ヒル
*ギリシャ神話−−−−−高津春繁
*ギリシャの美術−−−−−澤柳大五郎
*秘境のキリスト教美術−−−−−柳宗玄
*ナポレオン−−−−−井上幸治
*アメリカ人民の歴史−−−−−上下 ヒューバマン
*アメリカ黒人の歴史−−−−−本田創造
*インドパキスタン現代史−−−−−
*ベトナム民族小史−−−−−松本信広
*インカ帝国−−−−−泉靖一
*イスラーム−−−−−蒲生礼一
*義務としての旅−−−−−小田実
まだまだ続きます。キーボード打つのもしんどくなってきました。ほんまにコンだけ読んでいったんかいな!とは思いますが。さらにまだ続きます。
<以下中公新書>*西洋と日本−−−−−増田四郎
*歴史の発見−−−−−木村尚三郎
*私の外国語−−−−−梅棹忠夫
*ソビエト旅行案内−−−−−野々村一雄
*ロシア革命−−−−−菊地昌典
*スペイン戦争−−−−−斉藤孝
*フィレンツェ−−−−−高橋秀繭
*ヴァイキング−−−−−荒正人
*キャプテン.キッド−−−−−別枝達夫
*マヤ文明−−−−−石田英一郎
*実録アヘン戦争−−−−−陳舜臣
*マホメット、ユダヤ人との戦争−−−−−藤本勝次
*教養としての世界史−−−−−西村貞二 講談社教養文庫
*ヴィナス−−−−−沢村順 講談社教養文庫
ふー、まだあるぞ!!!!
*「探検と冒険」全八巻−−−−−朝日新聞社
1)地域講座−アフリカ 理論講座−日本人と探検
2) −アジア1 −探検人間論
3) −アジア2 −探検組織論
4) −アメリカ −探検教育論
5) −ヨーロッパ −探検経営論
6) −極地 −現代と探検
7) −日本とその周辺 −探検とは何か
8) −海と空 −科学方法論と探検
こんなもんかな?次は、「TVラジオ」の時間です。
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