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「トラベルメイト98」
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【 旅行トラブル実践編:病気(2) 】
(3,3,3の法則)
旅行者の間ではよく「3,3,3,の法則」と言うことが語られます。病気にかかりやすい日数を出発日から考えて何日目という数字で表すわけです。案外あたっていますので覚えておいてもいいと思います。
つまり発病しやすいのは、出発してから三日目、3週間目(あるいは三十日目)、三ヶ月目だということです。言葉のゴロがいいともいえますが、あたっているような気もします。もう一つ、長期の旅行の人は3年目もそうだといいます。
たとえ三泊四日の海外旅行であっても、ほとんどの人は旅行出発前のごたごたとか、日常生活のこととか、今やってる仕事の整理とかで忙しい日々を過ごします。
特に初心者の頃はこれから出かける旅行への不安と期待、出発前の身の回りの整理とまとめ...こららにはかなりのストレスがかかります。出発前日にはほとんどの人が、夜遅くまで荷物の整理と持っていく物のチェックでばたばたすることでしょう。不足した物を買いにも三回もコンビニに走ったことでしょう。寝不足の為、空港へのバスの中で熟睡しませんでしたか?
一週間以内のパッケージ旅行等の場合、旅行中は出発前の疲れをノーンビリ抜いていくのが目的のような物です。目新しいこととか個性的なこととか、人と変わっていることをしようなどとは努々思わないで下さい。当初のスケジュールのまま行動して下さい。皆と同じ行動をとって下さい。それが一番楽で安上がりです。
参加したパッケージの人数が十人くらいいたとしたら一人くらいは必ず仕切り屋がいます。彼は必ずこう言うでしょう。
「団体行動ばかりだと現地の人の生活に触れられないし、面白いこともできない。お土産とかブランドの買い物をするより、この通りは庶民街でこちらの方が為になる。せっかく海外まで来たのだからお仕着せのことばかりしないで楽しまなくてはね」
初心者の頃は何をするにしてもチョット身構えて、必死に動かないと人並みな事が出来ないときです。疲れているときにがんばってはいけません。お仕着せだろうが、偽物だろうが、それっぽい現地文化を世話してくれる人がいて(というよりそれも料金の中に入っていて)あれこれ考える必要がないのが短期のパッケージ旅行なのです。出来もしない「地球ふれあいの貧乏旅行」風の考えが体に響いてくるのが特に短期の旅行です。いったん体調を崩すと病気になってるだけで日程が終わってしまうのも短期旅行の欠点です。
ならば長期の旅行は問題ないかというとそうでもありません。長期の旅行とはどのくらいの滞在期間から長期というのか意見が分かれるところですが、私達の基準では一ヶ月くらいが境界線と言えるのではないかと思っております。もちろん長期の旅行の時も自分の実力の範囲の旅行をした方がいいのですが、日程が長いため常に復活戦出来る強みがあります。考えようによっては現地の病院に入院することも旅行の中の一つのイベントで、旅慣れするにはなかなかいい「方法」ではあります。危ないと言えばチョット危ないですけども!
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