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「トラベルメイト98」
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【 旅行トラブル実践編:出発当日(5) 】
今まで話してきたことは、割合よくあるケースなので覚えておけばチョットは役に立つでしょう。さて順番から言えば次は目的地に到着してから旅行を始め、旅行を続け、終わって帰ってくる事になるのでしょうが、旅行中のトラブルは出発前と出発当日とがしっかりしてればそうは多くありません。それよりも帰国の時がまた地雷帯です。移動するときは環境が変わり気候が変わり文化が変わり言語さえも変わり、ルール(法律、習慣)の変わっていく訳ですから何も起こらない方がおかしいと言えばおかしいのです。
帰国の時が出発の時より救われるのは、自分のホームグラウンドへ向けて移動始めてる事です。慣れ親しんだ所は未知の場所よりトラブルはぐっと減ってきます。
帰国時の実際は、「現実旅行編18〜24」で説明しておきました。帰国の場合、出国側に外国が来て目的地の入国側に日本が来るわけで、海外旅行初めての人でも最低一回は、日本出るときに出国/搭乗/機中/到着/税関/入国を体験していますから、おおむね同じ事をすれば無事日本へ帰り着けます。
そうそう、出発と帰国の時絶対にやっては行けないことと、注意しなければならないことがありました。
1)知らない人から荷物預からないこと。
どんな理由があれ、どんな人からも、どんなものでも「知らない人」から荷物持っていってと頼まれたら、返事は「NO」です。荷物の中に何入ってるかわからないし、中身が確認できても(人形だと確認できても人形の中に麻薬入ってるかも知れません。)中身をナイフで開けてみるわけにも行かないでしょうから。
相手が人畜無害そうな、子供ずれの若い夫婦で、この人形ロスの妹夫妻へなんて理由があってもです。最近DHLもあるしフェデラルもあるし、黒猫も佐川も国際宅急便扱ってます。大切な誕生日の贈り物空港でわざわざ 赤の他人になど預けません。まともな人ならば。
帰国の時、「日本にいる弟にこのプレゼントを届けて下さい。」等はあり得ます。その国の郵便事情が悪くて(北米とか西ヨーロッパなら日本と同じ頼む人怪しい)旅行者に頼んで手渡しの方が無事に着く場合の有るからです。でも私なら答えは「NO」です。「弟がこれ受け取ったらあなたに300$お礼差し上げます、」と言う感じの利益誘導型へは「NEVER」です。
2)自分の荷物盗まれることばかりに注意を払わない
荷物は出国、入国の時は片時も離さず注意払わねばなりません。希にですが自分で入れた覚えない荷物がバックパックのサイドポケットに入っていたりすること有ります。友人が気を利かせてそっとプレゼント入れておいてくれたかも知れませんが、覚えのないものが自分の荷物に入っていたら、きれいにラッピングしてあっても必ず開けてみて下さい。たぶん彼からの、あるいは彼女からのプレゼントだろう、飛行の中で開けてみよう、なんて思ってはいけません。
特に出国前の税関検査、入国前の税関検査の時、周りの人から、物を自分の荷物へ入れられないように、しっかり自分の荷物は管理する。そのためには鞄のチャックとかポケットの蓋はきちんと閉じてボタンかけておくことです。全く知らないウチに自分の荷物の中に御禁制品が入ってたとしたら、どう申し開きしても鞄の所持人が犯人となります。
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