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トラベルメイトトラベルメイト98

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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行トラブル実践編:出発当日(3)番外編(1) 】

     香港の空港で自分の乗ってきた飛行機に再搭乗しようとした私達は(へへ、トラブルにあったのは私が率いてたインド旅行の団体でした)5人ほど搭乗口で待たされました。何でと聞いても「席の調整中」それしか答え帰ってきません。

     20分近く待たされました。ほとんどこの飛行機の乗客は機内にもう帰ったようです。待たされてる私達横目にどんどん搭乗していきましたから。

     出発15分前になってきました。さすがにもう堪忍袋の緒が切れました。その内の一人のお客さん切れ始めました。「こら、何で乗せへんのじゃい!わしらここで休憩のためおりただけなんじゃい。 時間通りに入り口帰ってきたのに何で乗られへんねん。」

    「あんた添乗員やろ何とかゆうたりー。」

    おっと私の方へ矛先が回ってきました。幾ら何でも待たせ過ぎです。


    「WHY WE CANNOT BOAD」

    帰ってきた返事はたどたどしい日本語で
    「チョット、マッテ」


    「いいや待てません。行きましょう。」
    こんな所で待っていてもらちあきません、お客さんにそう言うと入り口から中に入りました

    「ジャストモーメント、ジャストモーメント、サー!」前ふさぐように2人の係り員が向かい合いました。「サー」なんてつけんでいいから乗っけろよ。

    搭乗券彼らの目の前に突きつけて、押しのけました。
    「WE HAVE SEATS IN THIS FLIGHT,DONNOT NEED STAY HERE!」

    袖捕まれました。
    「うるさいなー、触んなよ。」
    ふりほどいて先に進みました。何か後ろで係り員ぶつぶつ言ってますが、そんなこたー知りません。理はこちらに有りです。それ以上は追っかけてはきませんでした。

     機内に入ってみると本当に超満員です。自分の席に戻ろうとしました。そこでおこってることを見て一瞬目疑いました。航空会社の係り員が、見覚え有る私の鞄を、隣の席に座っていたグループのメンバーの、地方公務員とひっぱりっこしてるのです。

    「ここ空いてないです。添乗員来るんです。荷物は彼のですよ。空いてないって言ってるのに。」
    出発の時からいい人だと思ってたのにやっぱりいい人だ。

    航空会社のオッサンもなにやら英語で言い返してます。よく聞き取れませんでしたが、荷物は預かるだけだとか、この席は空いてるとか言ってた様に思います。

    「JUST MOMENT.THIS IS MY BAG,THIS IS MY SEAT. 」
    あっさんの肩つつきながら言いました

    オッサン
    「YOU ARE TOO LATE! HAMM?」

     ナンアンダッテ!私ら好きこのんで入り口で待ってたわけじゃない。おまえの会社の係り員がストップしてたんだろうが!文句言おうと思って英語での構文を頭で考えている内おやじ首振りながらしょうがねーやと言う風に肩そびやかして向こうへ行ってしまいました。

     回り見渡すと、ウチのメンバー後2人、香港からのお客に席取られてしまったようです。冗談じゃありません。ここは日本人スチュウワデスが話してます。

    「香港のホテル代出しますので明日のフライトにしてもらえませんか、もう香港 からのお客さん座ってますし。」


    「香港からって、私らインドからOKもらって乗ってますよ、おりませんよ。ここから乗ってきた人降ろして下さい。」

    スチュウワデス
    「そう言われましても、遅れてこられましたのはお客さんですし。」

    「遅れてこられましたって!!!。」
    私と席のない2人は思わず同時に声を上げました。トリオでハモってしまったのです。

    「あのねー、私ら、あんたの会社の人に入り口で30分も理由無く待たされてしまったんです。どうせオーバーブッキングして混乱してたんでしょうけど私らそんなこと知りませんよ。」

    スチュウワデス
    「でも席無いですから。デリーから香港/東京OK出ないまま乗ってきた人がいるんです、それであふれてしまって。」

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