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トラベルメイトトラベルメイト98

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「トラベルメイト98」
  1. 【  現実旅行編(10) 】

    〇スチュウワデスマニア(1)

     腹もふくれた、回りの状況にも慣れてきた、そうなると異性の視線が気になります。旅行出発前か、帰国後であれば海外旅行に行くぜ、あるいは海外旅行に行ったぜと言う事実だけでも少しは注目してもらえそうな気はします。飛行機の中ではみんな海外へ行く人達ですから、それだけでは誰も注目はしてくれません。お互い旅行者同士も良いけども、もっと良いのは、スチュワーデスさんとお知り合いになることです(女性の方は、スチュワデスさんとお知り合いになってもおもしろくもなんともないですが、スチュワードさんなら良いかもしれません)。

     この件に関しては、経験豊富そうな、月刊誌「DIME」から引用させていただいて参考にしましょう。

    「地球遊人」養成講座PART2の43ページ、

     *現在、この連載は小学館から「山下マヌー著、トラベルマナーハンドブック」  (だったかな?)と言う名前で出版されてます。

    「自分と旅行経験がそんなに変わらないのに、機内でスチュワーデスと妙になれなれしくできてしまううらやましい人がいたり......。そう言った人々を見ると谷底に突き落としてやりたい気持ちにさえなってきます。何しろツアー料金は同じなのですから、悔しい気持ちもひとしおです。しかし何故そんなことが起こりえるのでしょうか? 彼らは添乗員に小遣いを握らせたわけでもなく、たまたま青山でお知り合いになったスチュワーデスと同じフライトを選んだ訳でもありません。ただ、あなたよりほんの少しばかり海外旅行のツボを心得て、旅行中いかにして振る舞うかを知っていただけなのです。いかにして振る舞うか。実はこれが、海外旅行でワンランクアップが狙える.............」

     本当はもっと続くのですが、まこれくらいにしておきましょう。 簡単でしょう、ほんの少しばかり海外旅行のツボを押さえていかに振る舞うかを知ればいいのです。こんな便利なことはありません。

    「では、どうしたらそんなおいしい目にありつけるのか?」文字通りこのように問いかけが出てきます。答えが出ます読み続けましょう。「残念ですが、そう言った高級テクは、もう少し基本を押さえてからお話しすることにいたしましょう。」

     あれ、さっきと話がちょっと違うじゃん、そうかほんの少しばかり読み進めば教えてもらえるんだ。ほんの少し読み進みましょう。

    「また、スチュワーデスのお姉さま方と友達になりたい場合。実は彼女たちは、あなたが座った場所によって、あなたがパックツアー客か否か、しかも激安かそうでないかまで、ほぼ見抜いてしまいます。安いパックツアーのくせに彼女たちと仲良くしようとして真っ向から勝負してもダメです。」

     あれれ、簡単じゃなかったの、難しいみたいじゃない!

    「では、パックの客は、彼女たちと東京で楽しいお食事のお約束を取りつける方法はないのか?そんなことはありません。」 良かった、方法はちゃんとあるみたいじゃん!

    「でも、彼女たちとお友達になることに成功した歴戦のツワモノたちには、ある共通した行動パターンがあります。でもそれも、ここでは教えられません。もっとも大切な基本を理解してからです。何故なら、基本を押さえる前の付け焼き刃的テクなど、百戦錬磨の彼女たちの前には通じるわけがないからです。」

     なんだ結局、簡単じゃあないわけか、ほんの少しばかりの海外旅行のツボ、と言うことは言い換えれば付け焼き刃的テクで通じる意味じゃないの。「では基本中の基本とは何でしょう。それは、ガイドブックの見方から始まって、正しい空港への行き方、エアの席の取り方、機内での過ごし方、現地での粋な過ごし方等々、これらのことが可能な限り、自分自身でできるようになる、と言うことです。」

     ええー!こんな事全部が思うようにできたら、初心者とは言いません。もう上級者です。要するに初心者は、どう頑張っても基本ができてないから、スチュワーデスさんたちとはお友達になれないと言うことなんでしょうか。

     よく解りません、こう言うことなんでしょうか、ほんの少しばかり海外旅行のツボを心得ていれば、万人が認める”振る舞い”ができ、それを見たスチュワデスさんはお友達になってくれる。でも、そのツボを心得るには付け焼き刃的テクでは対応できない、基本をきちんと押さえてからでないとダメ。

     他の例で説明すると、家を建てるときは、ほんの少しばかりのつぼを心得ていればよい家が安くきちんと建ちます。でもそのつぼを心得るには、基本を押さえることが必要で、基本を押さえるには少なくとも3回家を建ててみれば大丈夫です。こう言うことなんでしょう。でも3回も家を建てれるのは、ほんの少数の方のみのように思いますが。

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