vol.072 タイ・バンコク (37)
私「ああ、現地の人と知り合いになってフローティングマーケットへ行ってきた。」
小林「まだ行ってないですけど、面白いですか?」
私「それなりにおもろいで、特に現地の人と行くと観光客向けでないとこいけて面白かった。」
小林「へー、現地の人って言うのは知り合いかなんかがこちらにおられたんですか?」
私「いや今日、マレーシアホテルの近くで知り合って親切な人だった。」
聞くな小林!わし話したくないんじゃ。
小林「そうなんですか、よかったですね」
よくはない、よくはないが、よかったかも知れない。
明日夕方6時に金持ってきてくれればよかったとはいえる!もし詐欺だったら、彼らに注意しておかないとまた同じ事が起きるかも知れません。でも、そのままを話すわけにはいきません。
私「途中までよかったけど、最後にちょっともめたんよ、船頭が最初に言ったお金と違う金額言ってきて彼ら持ち合わせが少なかったんでちょっとかねだしてやった。出す必要もなかったけど世話にはなってるしな。」
小林「それよくある手口ですよ。幾らくらい出したんですか。」
私「そんなに出してへん。えーっと、200バーツくらいかな。」
小林「それくらいならまだいいかも知れませんね、ちょっと高いかも知れませんが。フローティングマーケットで身ぐるみ剥がされて、見知らぬ川べりに降ろされてどろんと言うのがあるそうですよ。」
中村「そうそう、クラブの先輩もやられた人がいます。決まって2人組で、日本の企業に勤めてるとか、日本に留学してるとか言って町で近づいてきて、ボートに乗っけて金取るの、はやってますよ。」
あんたのクラブの先輩でなくともやられた人がいるかも知れない。でも明日の6時にならないとわからないわけだから。
私「彼らそうでもないよ、ちゃんとバスにも乗せてくれたし、足らないの200バーツだったから。」
中村「彼ら日本に留学してたとか言ってませんでした。」
ナカムラー、とどめを刺すな。
私「いや、日本には親戚のいとこが留学してたとは言ってたけど。」
中村「危ないですね」
私「そうかなー、ぶん殴られたわけでもあらへんし、そのとき腹巻きの全財産もってたけどなんともなかったし。」
小林「ま、とにかくフローティングマーケット一人で行くと危ないみたいですよ。観光船に参加するのは安全みたいですけど。」
そんなもん早く言え、香港で言ってくれればもっと気を付けたのに。
私「そうだな、気を付けるようみんないいっておかなあかんね。俺の場合たまたまいい人だったのかも知れないけど。」
大阪弁と東京弁チャンポンになってきました。 言えねー、ホントのこと言えねー。 おまえら何でそんなによく知ってるんだよ。
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