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109. 【　 現実旅行編（１９）　】
     
     【帰国前日】
     
     　まだまだあると思った日程も、もう最終日です。やり残したことはたくさんあるし、買わなきゃいけないお土産もいまいち不足してるように思えるし、ほとんどの旅行者が満足しないまま日程は終わってしまいます。もうちょっと有れば、後三日とは言わないまでも、後一日有れば何とかなるのに。
     
     　あきらめなさい、後一日有ったとしたらまた後一日必要になるだけです。仕方有りません、もう一日しかないのですからそのあいだで出来ることを優先順位を付けて整理してください。絶対やらなければいけないことを一日で出来る範囲で選びます。全部パッキングも終わり、航空券の予約再確認も終わった帰国のための書類も全部手元にある、友達とか連絡するところへは全部連絡を終わった。ちょっと日本へ持って帰るお土産が不足してる気がする。こういう状況ならばお土産を買いに行くのが優先順位一位です。
     
     　まだ関係各所に連絡しなければいけない所が数カ所ある、でもお土産もちょっと気にくわないところがあるから買い足したい。日本に帰ってからでも出来る連絡で有れば、お土産の買い足しが優先しますし、逆のことだって有ります。ケースバイケースで状態はどんどん変わります。
     
     　出国や帰国のための書類の手続きがまだ完璧でないときには、他のことはさておき優先順位は手続き第一です。書類が不足してないかどうか入念なチェックが必要です、これが終わったら優先順位は他のことに振り分けて大丈夫です。
     
     【帰国のための書類チェック】
     
     　パスポートはあるか、航空券はあるか、税関の申告書は持っているか（ほとんどの先進国では入国の時税関の申告書は必要有りませんが、まだカメラとかビデオ等の製品が高価な国では入国の時申請した製品は出国の時も申告書にある同じものを持ってでないとその国で売り払ったとみなされべらぼうな税金を掛けられることがあります。）もう一度最終チェックです。
     
     　荷物のパッキングも前日の夜のうちに全部済ますことが必要です。出発当日の朝は何かとあわただしくて大変です、この時パッキングしますと机の引き出しにパスポートを忘れたり、洗いかけのＧパンをバスルームのシャワーカーテンの中フックに引っかけたままチェックアウトしたりする羽目になります。日本に到着するまで必要ないものはパッキングして、当日空港で使ったり、機内で使うものはまとめてベッドの横にでもおいておきます。ホテルのチェックアウトは、到着初日の所と同じです。そちらをもう一度読み返してください。
     
     

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