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1.ンドキの森へ偶然の出会い ンドキの森という言葉に何か特別の思い入れが、私には昔からありました。と言うのは,そこが前人未踏のジャングルで、そこにはまだまだ知られてない動物、植物などが生息しているらしいという話だけ聞いたことがある程度でしたが、その言葉の響きに何故か心を揺り動かす何かを感じていました。しかしとにかくに日本にはンドキに関する情報がない。まず一生行くことは無いであろうと半ばあきらめていたのが本音でした。 そこに降って沸いたように昨年の12月、私の知り合いのマリ共和国の旅行会社の社長が日本に来た際、友人のコンゴ人が一緒に来ているので合ってみないかと連絡を受けたのです。 私は二つ返事でOKし、そのコンゴ人と高輪のホテルのロビ−で初めて会ったわけです。彼の名前はムッシュ ムバリバンダ コンゴ共和国で旅行会社を経営しており、昨年暮れ東京で旅行博覧会があるというのを聞きつけて初めて日本に来日したというわけです。 日本には現在コンゴ共和国の大使館も無く、一般観光客がコンゴに行ったという話も聞かないし。とにかく私はミシュラムの地図だけを持ってバンダ氏と会いました。彼の情報は正に私が知りたかったンドキの森の情報で、具体的な入国方法、宿泊、交通手段は勿論、森の状況まで詳しく教えてくれました。 その時点で私の眠っていた好奇心が目覚めたのです。具体的に行けるぞ!その思いで彼と会ったその夜は興奮で眠れませんでした。私は旅行会社も経営しており特にアフリカを中心に企画をしており、仲間にこの話をしたら居てもたってもいられないという者が数名、とにかくすぐにでも行こうということになり。3月末、精鋭4名で出かけたのです。 本当は行くとしても乾季が始まる11月以降かなとのんきに考えていたのがメンバーの強い希望もあり、雨期が始まる前にとにかく出発したわけです。 [続く] |
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